Ispell

TeX の文章を書いている時、スペルチェッカが欲しくなりませんか? Word で読み込んでスペルチェックすると TeX のコマンドがひっかかりまくります。 MicroSPELL を使うのもひとつの手ですが、これは DOS プロンプト用のソフトです。 Ispell を使えば Meadow の中でスペルチェックができる上に、一単語だけのチェッ クや選択範囲内だけのチェックまで行えます。ぜひ Ispell を使いましょう。

Ispell の入手

角藤さんのページにあります。ispell-3.1.20-w32.tar.gz をダウンロード してください。

インストール

展開してできたファイルの中に詳しいドキュメントがあるのであまり必要で はないかもしれませんが、一応解説しておきます。まずパスの通ったディレクト リを準備し(ここでは c:\ispell と仮定)、そこに ispell.exe をコピーしま す。辞書ファイルは c:/usr/local/lib に置くのがディフォルトの設定のようで すが、ここではc:\ispell に置くことにしましょう(いろんな所に置くよりも、 一箇所にまとめたほうがわかりやすいから)。dic にある四つの辞書ファイル english.hash, american.hash, UK-xlg.hash, US-xlg.hash を c:\ispell にコ ピーしてください。後は 環境変数の設定のみです。Autoexec.bat を直接書き換 える人は

set PATH=c:\ispell;%PATH%
set ISPELLDICTDIR=c:/ispell

のようになります(他の場所にインストールした人は適切な場所に書き換え てください)。基本的にはこれで動くはずですが、私は英語のスペルはイギリス 式ではなくアメリカ式を使いたいし、登録されている単語数も多いほうが良いの で

set DICTIONARY=c:/ispell/US-xlg.hash

も設定してあります。環境変数 DICTIONARY が他のソフトで使われているよ うな場合は、".emacs" に

(setq ispell-dictionary "US-xlg")
と書いておくという方法を用いればよいでしょう。ただし、この場合には ".emacs" に
;;; 辞書を変えられるように
(setq ispell-local-dictionary-alist
  '((nil				; default (english.aff)
     "[A-Za-z]" "[^A-Za-z]" "[']" nil ("-B") nil iso-8859-1)
    ("UK-xlg"				; english large version
     "[A-Za-z]" "[^A-Za-z]" "[']" nil ("-B" "-d" "UK-xlg") nil iso-8859-1)
    ("US-xlg"				; american large version
     "[A-Za-z]" "[^A-Za-z]" "[']" nil ("-B" "-d" "US-xlg") nil iso-8859-1)
   )
)
と書いて、Ispell の辞書を変えられるようにしておく必要があります。
バッ ファ全体にスペルチェックをかける場合は "M-x ispell-buffer" 一単語だけチェッ クしたいときには "M-x ispell-word" となります。

(補足 1)(2002/03/01 更新)日本語と英語の混 ざったファイルを Meadow からスペルチェックしようとするとエラーが起きます。 日本語の混ざったファイルもチェックしたい場合には、".emacs" に

;;; 日本語の混ざっている場合のチェックできるように
(eval-after-load
"ispell" 
   '(setq ispell-skip-region-alist 
	  (cons '("[^\000-\377]") ispell-skip-region-alist)))
と書いておきましょう。

(補足 2)"M-x flyspell-mode" とすれば Word とかみたいにリアルタイム でスペルチェックをすることができますが非常に遅いです。flyspell-mode を使 いたい人は潔く Linux とかにしましょう(こっちなら軽快)。

ispell-complete-word を使おう(2002/03/01 更新)

コマンドばかりでなく英単語も補完してしまいましょう。長い単語とかも途 中まで入力して後は保管してしまえば、楽な上間違いも減少します。

ispell-complete-word を使うためにはまず、egrep を使えるようにしなけれ ばなりません。egrep には幾つかの入手方法があります。 Virtually Un*x のページ(現在閉鎖中) から入手する方法、Vector から入手する方法、Cygwin から入手する方法などがあります。ここでは Vector から入手した grep を使う 方法を説明します。ダウンロードファイルを展開してできた grep.exe を egrep.exe という名前に変更して、パスの通ったディレクトリ(c:\ispell でも 良いでしょう)においてください。(Cygwin を使う場合は dll ファイルも一緒 にコピーしなければならない可能性があります。)

次に ispell-complete-word が使う辞書を準備しなければいけません。 ispell-complete-word を実行すると egrep が c:/usr/dict/words というファ イルを探しにいきます。Linux とかを持っている人は /usr/dict/words をコピー してくればをコピーしてくればおしまいです。「Linux なんて持ってない」とい う人のためにここに圧縮しておいておきます。 "c:\usr\dict" というディレクトリを作ってここに保存してください。以上で ispell-complete-word が使えるようになったはずです。

あと、私の場合 ispell-word と ispell-complete-word はよく使うので

(global-set-key "\C-t" 'ispell-word)
(global-set-key "\M-t" 'ispell-complete-word)

を ".emacs" に追加して、それぞれ "C-t" と "M-t" で実行できるようにし ています。

[次のページへ][目次 へ]